コーチング1ではこれまで「学習指導」を通し、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群、高機能自閉症、広汎性発達障害)などの発達障害を抱えるお子さんの支援を行ってきました。
しかしながら、学力の問題が解決できたとしても、ソーシャルスキルの困難によって、本質的な問題解決にならないケースが少なからず生じていました。
そこで「SSTのコーチング1」では従来の学習指導に加え、ソーシャルスキルトレーニング(SST)による支援を行います。
一口にソーシャルスキルの困難といっても、お子さんによって特性は様々です。コーチング1では以下のような特性を把握した上で、ソーシャルスキルトレーニング(SST)を行います。
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1理解力や判断力、言語能力が弱い
理解力や判断力、言語能力に弱さがあるお子さんは、会話についていけないことや周りの状況を把握できないことがしばしば起きてしまいます。また、自分の気持ちや考えを表現することもうまくできず、集団行動や人間関係に困難が生じることがあります。
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2行動コントロールに困難がある
注意力散漫になる、じっとしていられない、衝動的・突発的な行動をとってしまうなどの不適応行動によって、周囲との軋轢を生むことがあります。 この特性を持つお子さんは周りから注意・指摘されることが多くなり、自己肯定感が損なわれやすいので、特に注意が必要です。
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3コミュニケーションや切り替えが苦手
相手の視点に立てない、場の空気を読むことができないなど相互のやり取りができないために、コミュニケーションに困難が生じることがあります。 また、こだわりが強い、パターン化されたことを好むなどの特性によって、他の考えや方法を受け入れたり、物事の変化に対応して考えや行動を切り替えることにも困難が生じやすいです。
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4能力にばらつきがある
得意分野と不得意分野の差が激しい、ワーキングメモリや言語能力、視覚認知、聴覚認知が部分的な弱いなど能力のばらつきがあると、学業やコミュニケーションでつまずきやすくなります。このため、集団行動や人間関係で自信を無くしてしまう可能性があります。
コーチング1では以下の4つのポイント押さえたソーシャルスキルトレーニング(SST)を行います。
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1導入(教示・モデリング)
各領域ごとのソーシャルスキルを言葉での説明や図示(教示)、手本を示すこと(モデリング)などによって、知識を導入します。 言葉での説明だけでは聴覚認知が弱いお子さんにとっては理解が不十分となり、図示やモデリングだけでは視覚認知が弱いお子さんにとって不十分となります。 そのため、コーチング1では視覚情報と聴覚情報の双方を有効に使い、ソーシャルスキルの導入を行います。
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2演習(ロールプレイ)
ソーシャルスキルは知識として頭に入れるだけでなく、実践することが大切です。 コーチング1では様々なパターン・場面のコミュニケーションや社会的行動のルールを演習(ロールプレイ)によって定着させます。 まずはコミュニケーションや社会的行動のルールをパターン化し、基本的技術を覚える・身につけることを重視した指導を行います。
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3修正(フィードバック)
ソーシャルスキルの演習・ロールプレイをしても、やりっ放しでは意味がありません。うまくいった点を褒め、うまくいかなかった点を修正する必要があります。(フィードバック) フィードバックは原則、肯定的に行います。うまくいかなかった点を修正する際も否定的な言葉は使わず、ヒントを与えることや新しい考え方を提示することによって、お子さんが自分で正解にたどり着けるように誘導します。
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4復習(般化)
日常生活の中でソーシャルスキルを使えること(=般化)が最終目的です。コーチング1では必要に応じてご両親と連携をとり、復習の課題を与えながら、スキルが般化できるようにアドバイスをいたします。また、学習指導中にもソーシャルスキルトレーニング(SST)の技術を盛り込み、般化をサポートします。
コーチング1の学習指導、SST、プログラミングなどの全てのサービスはオンラインで受講することが可能です。(スマホ・タブレット・PCがあれば、特別な機材は不要)
もちろん、体験授業・カウンセリングもオンラインで実施することができます!
当社のソーシャルスキルトレーニング(SST)は通級学級や一般的な療育機関のような集団ではなく、「完全マンツーマン」による個別指導です。
また、特性に合わせ、「社会的行動」と「コミュニケーション」を軸にしたカリキュラムを個別にアレンジし、弱点に特化したソーシャルスキルトレーニング(SST)を行います。
※中学生以降は「プランニング」のカリキュラムも実施します。
1社会的行動 | 集団参加・ルール理解・提案や助言・共感的態度・適切な自己主張 |
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2コミュニケーション | 自己認知・コミュニケーション態度や会話の流暢さ・非言語コミュニケーション・相手の立場や気持ちの理解 |
3プランニング | 計画する・仕事や社会を知る ※中学生以降※ |
※発達障害(LD、ADHD、自閉症スペクトラム等)と確定診断を受けていないグレーゾーンのお子さんにも対応可能です。
※WISCやK-ABC等の診断結果があれば、参考にさせていただきます。
コーチング1の感染症対策
コーチング1ではコロナ禍が収束するまで感染症対策を継続していく所存です。
「個別ブース」「マスク着用」による飛沫感染の徹底予防 、「手洗い・手指除菌」「机・ドアノブ等の除菌」による接触感染の徹底予防、「全入室者検温」によるリスク管理、「換気の徹底」および「空気洗浄機の導入」による3密回避などの施作により、安心して学べる環境を整えています。
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